逆転裁判4 クリア後感想(ネタバレ含む)

昨日深夜にクリアしました。眠いわ。
以下、盛大にネタバレを含むので読む人は注意してください。


結構色んなとこで言われててミニにタコ状態かと思いますが、敢えて言いましょう。
新主人公のオドロキ君の印象が薄すぎる。これが非常に残念でした。
印象が薄い原因は、やはり前主人公であるナルホドが出張り過ぎたためです。
まだ第1話目は良いです。「え!!??ナルホドがこんな姿に!?」といった衝撃と世代交代の流れが感じ取れるので。
問題なのが1話目以降。2話目と3話目、共にオドロキ君とは直接関係のない(1人肉親ですけど、この時点では分からないし)人物が事件に関わっているので、どーもオドロキ君の印象が薄い。
いや、今までの作品もそういうもんでしたけどね。世代交代を意識しているのなら、もうちょっとオドロキ君よりの事件にしても良かったんじゃないかと。
後はインパクトのある登場人物が法廷に出廷せず、捜査編のみの登場だったりしたので、法廷が寂しく感じました。
ヤタブキさんが一番好きです、ぼかぁ。あれ髪じゃなくて麺だったのかよ。そりゃ太く縮れて小麦色だったけどさあ。


で、オドロキ君を更に印象薄くしているのが第3話。
第1話…7年前の事件からの繋がりを全てオドロキ君では無くナルホドが捜査してしまっていて、オドロキ君には証拠品だけ渡すということをしているので、何というか…。
全てはナルホドの手の平で踊らされていた感が強いです。ナルホドの雰囲気が達観している感じなので、更にそう感じます。
裁判員システムの導入がネックだったのでしょう。第4話の法廷を取り仕切る立場にナルホドがなってしまったので、ナビ役もナルホドになってしまった。
そのナビ…ナルホドがプレイヤーに語りかける(実際は裁判員に対してなんだけど)ように見えるので、ナルホドの印象が強くなってしまいます。


法廷シーンの流れには特に不満はありませんでした。新システムの「みぬく」も結構楽しめてました。
しかし不満な点が一転。それは4話目の霧人を追い詰める時が、非常にアッサリしていて呆気なかったことです。
捜査の時点で完璧に犯人だという証拠品が集まり過ぎて、まるで弱い者虐めのようでした。
最後なので逆転に逆転を重ねる議論があっても良かったと思います。


ちょっと不満点が多いように見えますが、概ね満足しております。買って損はしません。
法廷での矛盾点を証拠品で暴く快感は今作も失われておりません。爽快感を一層増大させる演出も健在です。
前作経験者から言うと新シリーズとしてのスタートとしては少し歯がゆいものを感じますが、世代交代をココで完結させている(はず)なので、次回作からのストーリーに期待しますかね。