桃太郎電鉄DS TOKYO&JAPAN TOKYO版プレイレビュー

仕様に関する様々な悪評がある今作。本当はスルーしたかったんですが買ってしまいました。
だってさー、うちの近くの電気屋、予約する時に内金払わないといかんのやもん。鬱陶しいわコレ。


今作は携帯アプリの桃鉄TOKYOと桃鉄JAPANのDS移植版。ももたろうランドのミニゲームも付いてます。
プレイするのはSFCの…確かDXだったかな?3だったかな?とにかくそれ以来。
時間的に余裕も無いのでTOKYO編だけ嫁と対戦プレイしました。
そうそう、一部で「一台を交換して複数人での対戦は不可」とありましたが、大丈夫でした。
セーブデータは3つまで作成可能です。これはTOKYO編とJAPAN編で共通なのかどうかは未確認です。
各プレイヤーの後に「社長」と役職が付きますが、これが変えられません。社長で固定です。


TOKYO編の主な仕様は年数制限がMAX30年。物件への増資無し。カードの種類はおよそ40種。
この辺りはJAPANと同じですが、カードの種類が少し違うようです。
で、TOKYO編のマップは在来線を参考に作られています。が、如何せんバランスが悪い。
今までのハワイや長崎のような行き止まり駅が多いです。月島とか普通に環状線内なのに行き止まり。
携帯アプリとしてリリースした頃は大江戸線は無かったんでしょうか?
駅も山手線内は物件駅が多過ぎてカードの取得もままなりません。
カードが欲しい場合や所持金を上下させるためには山手線外に行くしかありません。


駅に停止後、色んな地方のことをお題にしたクイズが出題されます。
正解すると賞金が。不正解の場合は特にペナルティも無いのですが…。
このイベントの発生率が非常に偏ってます。順位が低い人が優先されるのか、もしくは全くのランダムなのか…。


またカードのバランスも悪いです。県ぶっとびカードというぶっ飛ぶ先の都道府県を指定できるカードがあるのですが、これが使いきりタイプではなく、複数回使用可能なんです。
しかも早々でないカードではなく、カードの種類が少ないせいか普通に引き当てることも可能。
更に連続で目的地に到着した際に与えられる確率も高いため、苦せずして目的地近くに辿り着けます。


ハッキリ言わせてもらいます。SFC版のほうがよっぽどマシです。
移植も別にいいですけど、元々1人用のものを対戦のバランスを考慮せずに丸々移植した感じ。
ダウンロード対戦では2年しか遊べないのですが、これだと最初に目的地に到着した人の勝ちです。
駆け引きも何も無く順位に影響が大きい決算も2回しかなく、桃鉄の面白いところも全く楽しめないのではないでしょうか?
Wi-Fi対戦が無いのも対戦人数が3人までなのも、携帯機ということで考えられた仕様だそうですが、プレイした後になってはただの手抜きにしか見えなくなりました。
行楽地への移動中や布団の中で遊びたい、また桃鉄に初めて触れる人以外は既存の据置き機での購入をお勧めします。


追記
使った場所にうんちを置いて通行できなくする「うんちカード」ですが、効果時間を短くすることが出来ます。
やり方は…

  1. 「うんちカード」が使用されて2,3ヶ月が経過後、セーブをしてゲームを止める
  2. ロードしなおす
  3. うんち消滅イベントが発生するまで繰り返す

セーブするプレイヤーが一番初めの順番じゃないとダメかもしれません。
しかしホント糞ですねコレ。手抜き杉だろ。