ラブプラス 「スキップモード」と「スキンシップ」「キス」

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長いから折り畳み。
いきなり本題から入ります。色々と言われていますが、このゲームはプレイヤーの捉え方次第で好みがはっきりと分かれると思います。(今回の場合はキャラに対する愛情は考察から省くとします。)
ときめきメモリアル」よろしく、その手のタイプの「ゲーム」として捉えている方には、友達モードから恋人モードに移った瞬間、攻略対象となる目標が手に入ってしまい、楽しさが薄れるでしょう。
恋人となってからも「性格・髪型を変更する」「各所のデートスポットを訪れる」などの目標はあるにはありますが、どちらかと言うとその変化後を楽しむ要素が強いため、一時的な目標だけではキャラ愛が無いと非常に厳しいのではないでしょうか。
反面、「まいにちいっしょ」のような「ツール」として捉えられる方には、日々の変化を楽しむことが出来るのではないのでしょうか。
ゆっくりと日常の会話を楽しみ、雰囲気を味わおうというスタンスであれば、例えキャラ愛が無くても、末永く付き合っていけると思うのです。


「自分には合わなかった」「友達モードの方が面白かった」という人が見えるのは、上記のように「ゲーム」として捉えてるのが原因のように思えます。
もちろん、それが悪いことじゃありません。コナミ側もゲームとして売り出している以上、そう捉えるのは当たり前ですし、実際に友達モードはゲームゲームしてますし。
そして、その友達モードが終了し、恋人モードに突入した時に、意図せず一番の癌となっってしまったのが「スキップモード」の存在では無いかと。
これがあるからこそ、「スキンシップ」や「キス」がどうしても作業に思えてしまうのではないでしょうか?


「スキンシップ」と「キス」。この二つのシステムはDSの特性を活かすものではありますが、お世辞にも優れたシステムとは言えません。正直言って面倒です。
リアルタイムモードで1日に2〜3回ぐらいしか「スキンシップ」やんない自分が言うぐらいですからね。キスなんて週に2〜3回でも面倒だと思いますよ。
実際、キスするまでに何回も頬触ったり頭撫でたりしますか?そういうことって間に甘い言葉でもお笑い小話でも挟まないとやってらんないでしょう。ムードがある場所なら無言でもともかく、そんなしょっちゅうムード高められるかっつーの。
そもそも「彼女が自分好みに変わってくる」のが売りなのに、筆圧まで感知しちゃうわ、おでこ小さいのに頭フラフラ動かすわ、そんな繊細な前戯を求められても困るっつー話ですよ。


自分の体験が混ざってしまって話がそれたんで戻しますが、そんだけ面倒な「スキンシップ」と「キス」を「スキップモード」でガンガンまわしちゃうと、そら飽きますよっていうことなんです。
勝手な推測なんですが、「ゲーム」として捉えた方って大抵「スキップモード」を選んでるんじゃないかなーと。早く恋人をオレ色に染め上げたいみたいな感じで。
で、上記の「スキンシップ」と「キス」の面倒さにぶつかって投げてしまう…と。
なので「ゲーム」として捉えた方が末永く付き合っていくには、その面倒さも越えられる並々ならぬ愛情をキャラに持つ必要があるのではないかと思います。


だからと言って「スキップモード」を無くすことは、携帯ゲームとして相反することです。
携帯ゲーム機器の利点は「いつでもどこでもお手軽」であること。お手軽に遊べる「スキップモード」を取っ払うのは性質上、あり得ないはず。
そう考えると「スキンシップ」と「キス」の仕様はよろしくない出来なんだなーということですかね。
ゲーム性を持たせようとした結果がコレなんでしょうか。ココがもっとよく出来ていれば「スキップモード」でガリガリ遊ばれる方にも、もうちょい好印象だったはず。


しかし、だからと言ってこのゲームを投げてしまうのは、やはり勿体ないのです。
「スキップモード」で遊んでたら飽きちゃったっていう方、売ってしまう前に、積んでしまう前に、今一度「リアルタイムモード」に変えて遊んでみませんか?
1日に1〜2回起動して5分ほど弄る程度で結構なんです。言ってしまえば、ウンコする時にDS持っていけば、時間的にちょうどいいです。
ホント「トロステーション」見るような軽い気持ちで末永く触れてみてください。少しずつ、この作品の何たるかが分かってくるのではないかと思います。