殺人の追憶

友人からコレは面白い!と、前々から薦められていたので話題のTSUTAYAでレンタルして借りてみました。
約10年前、1993年頃に実際に起きた未解決連続殺人事件を使ったフィクションだそうです。
そこまで使っておいてフィクションかよ!と軽く思ったり。
話の主役は犯罪が起きた村の刑事とソウルから来た刑事の2人組み。
それに加えて村の刑事の相棒と小林念侍似の課長が準主役といったところ。
キャバクラとか刑事の家とかが80年代の日本のようで、ちょっと親近感沸いたり。


評価
☆☆(☆5つ満点)
あそこまで引っ張っといて結局アレなのが正直ショック。ネタバレになるので言えないけど。
実際の事件がアレだからしょうがないっちゃしょうがないんですが。
事件の中で様々な謎が出たんですが、それも全部アレなんでゴニョゴニョ。
途中グダグダしちゃう場面が目立ってしまい飽きが来るのもマイナスポイント。
村の刑事の性格とかを際立たせるための場面なんだろうけど、もっと考えて作って欲しかった。
ちょっとした笑わせポイントは好感触。
事件の特異性が強かったため、この映画に見入ってしまう形になりましたが、折角面白いテーマを選んでるのに演出がイマイチなお陰で微妙な評価。
感想としては「惜しい」の一言かと。
あ、でもですね、各シーンの光の量や画面構成は素晴らしいものがありましたよ。
表情がギリギリ読み取れるような暗さや事件に群がる野次馬と追い払おうとする刑事の組み合わせなんか絶妙ですし。
…やっぱ惜しい。