大神 体験版プレイインプレッション

TGSで体験版が配布されていたので鼻息荒くして受け取って来ました。実は結構楽しみなんです、このゲーム。
取り合えず電源付けてオープニングデモを2種類確認。うーん、処理落ちが目立ちます。
画面内にオブジェクトが多数映ると厳しいようです。コレ、プレイ中にもありました。
敵と戦闘を行っている場合は周りに壁が出来て見えるオブジェクトが少なくなるので影響はありませんでしたが、ステージを進めている時に処理落ちが発生すると面倒そうですね。
この辺は製品版が出る頃には何とかして頂きたいところ。難しいのは分かってますが。

そんな処理落ちが発生するほどのグラフィック。確かにキレイで幻想的です。
水墨画という古い種類の絵を非常に上手く昇華させていると思います。芸術と言ってもいいかもしれません。
主人公である大神が走ると地面に花が咲く描写は溜息がこぼれます。凄い。
よくビジュアルに拘る余り操作性が疎かになるゲームも少なくないですが、コレは違います。蝶快適。
難点は上記の処理落ちとオブジェクトを透過させるタイミングが早過ぎる事でしょうか。
ほら、よく障害物が視点の目の前に来たら、その障害物が見えなくなるようになるじゃないですか？
あのタイミングがちょっと早いため、壊そうとした壷が急に見えなくなるといった症状が稀に起きます。
これも製品版の時には改善しといて欲しいです。

これといった欠点を挙げていませんが、それだけ楽しかったって事です。
ただ歩き回るだけでも楽しいですし、筆で色々出来るようになってからは色んなことが出来て更に楽しくなりました。
稲刈りをしている女性を手伝ったり(筆で稲を切るように線を描くと稲が切れる)、枯れた木に桜を咲かせたり(枯れ木を筆で囲んでやると桜が舞い散る)…。
もう雑誌などで既出の情報ですけど、他にも色々と出来て楽しいです。
ただ筆を使う際、アナログスティックで操作するため細かい動きが難しいです。小さい丸とか描くの難しいっす。

あ、戦闘も爽快感があって面白いですよ。流石カプコン。
しかし戦闘の際にも筆を使うことが可能なのですが、何だか判定が微妙です。
敵に攻撃を仕掛けていると敵に赤丸が出現する事があるんです。その時に筆で敵に線を描いて斬ってやると早く倒せるのですが、これがあんまり認識してくれません。
うーん、コッチの使い方が悪いのか、まだ開発中だから甘いのか分かりませんが、製品版でどうなるか…でしょうか。

久しぶりに体験版で時間を忘れるほど熱中出来ました。まだ幾つかの問題点は残っていますが、かなりの可能性を秘めている作品だと思います。
発売までが待ち遠しいです。