風呂が好きな人もそうじゃない人も!古代ローマが現代日本の温泉文化で沸く! テルマエ・ロマエ 第1巻

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

テルマエ・ロマエ I (BEAM COMIX)

古代ローマの風呂限定設計技師ルシウス。ローマでの風呂の在り方に疑問を抱く彼は風呂で苦悩している間に風呂にある穴に吸い込まれる。
必死の思いで水面に上がると、そこは現代日本の公衆浴場。壁一面に描かれた富士山。それぞれの形に一切の乱れのない風呂桶。脱衣場に映画のポスターを置くというアイデア。風呂上りのフルーツ牛乳の美味さ等々。
そこにはルシウスの目指していた「風呂」があった…。
古代ローマ現代日本を風呂限定で繋ぐ風呂文化考察ファンタジー


我々日本人に取っては当たり前でしかなかった温泉文化をこうも新鮮に受け止めるルシウスのなんと愛くるしいことか。
それはルシウスだけに言えるものではなく、自分たちにも言えることです。日本の風呂文化がいかに良いものか、改めて認識しました。
実はつい最近まで温泉とかあんまり好きじゃなかったんですよ。すぐのぼせちゃうので、長く入れないんですよね。
それが歳をとったせいか、今冬から風呂が気持ちよくてしょうがない。年末年始は5日間の間に温泉に3回行きました。きもちええ。
そんな風呂好きになってしまったせいか、このテルマエ・ロマエに書かれている日本の風呂事情にはとても共感が沸きます。風呂だけに。


風呂とか体を洗うだけでいいよ。長く入るなんて時間の無駄。と思っている方。いいんです、それでも。その考えは間違ってません。
でも、この漫画を1回読んでみてください。特に今まで銭湯や温泉に行ったものの、あまり楽しめなかった方は特に。
風呂は生きていく上で欠かせないもの。食事や排せつのようにほぼ毎日必要になるものです。それをただの作業で終わらせてしまうのは勿体なくありませんか?
だからと言って毎日毎日、何かしらこだわって入れという訳でもありません。
1週間に1回ぐらいでいいので家に帰る前にこの漫画を思い出してみて、風呂から上がった時や風呂の中で飲む用のジュースやお酒などを買ってみてください。
日々の作業に1つアクセントが付いちゃったりして。